永代塾 社会人交流会 皐月十五日先負

スッキリした。だが、眠い。明日書く。(05.15)

と言いつつ、やはり眠い。昨日も仕事で疲れて書けず。(05.17)

きっと今夜書くでしょう。

が、飲みでかけず(05.18)

三日前の記憶なので書けるかどうかわからないが、やってみよう。

まず指導碁の棋譜から。

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これが、スッキリしたという棋譜であるが、やっぱり並べ直してみると見える世界が変わるものだ。打っているときのプレッシャーは結構なものだったが、どうもまだまだ打てる内容のようだ。死んでいる石や弱い石もある。右下が大損害大損害と騒いでいたのだが、お隣で打っていた有段者の方はそんなんでもないんじゃないかと仰る。確かにそれ程大きな損害ではなさそうだ。それよりも下辺のミスが痛い。右下と繋がってしまっている。石が弱くなっているが生きてるから別に問題はない。だが、左下の弱い白一団がつながる前に白を固めさせて分断させることができたようだ。

 

スッキリの理由は何か。初めは大会後で強気の碁を打てたからだと思った。どうもそれだけではなさそうだ。問題だらけの碁ではあるが、間違いなくこの碁は今までの指導碁の中では一番好きだ。多分碁の内容が以前と比べて変わったんじゃないかと、そんな気がする。

 

今回は無理でもダメ元で試している。どうも心理的な壁を突破したといった感じに思う。次も同様に打てるようにしたい。ただ今月は永代塾の休みや仕事の都合上行けないので来月までに持越しだ。

 

 

 

第6回宝酒造杯東京大会①の三 各コーナーにて

 会場にて

1.詰碁クイズ

上級~高段まで。あまり難しくはない。これはやや緩い棋力判定に思える。選択式なため週刊碁の段位認定問題より簡単だ。まず3問目の3段以上向けのが一番簡単で第一感でここって感じで解ける。他はない。2問目は黒の最強の手と白の最強の手を1手ずつわかれば答えは簡単。意外とてこずったのが1問目。上級の問題だが正確に読むのに苦労した。選択肢の一つは絶対に違うのはわかる。三択ならこれだろうというのが確かにわかる。Aはない。Cは白が簡単に生きる。故にBだと。もはや詰碁ではない。で、実際に何故Bであるかと裏付けを考えるのだがどうもなかなかの曲者だ。まぁ、もう一回解いたらこんなものかと思ってしまうのかもしれないが。

 

2.装丁・岩本真理子でまとめ買い
日本棋院市ヶ谷本院に来るのはこれで2回目。2回の会場だった。棋書コーナーが充実してびっくりである。八重洲囲碁センターの方が充実しているからと聞いていたからだ。もしかしたら今回の大会のために設けたのだろうと想像した。そこで、せっかくこれだけそろっているのだから、前に考えついた「岩本真理子の装丁」で片っ端からマイナビ出版の文庫シリーズを購入した。もう選び方は簡単。まずマイコミの文庫シリーズを左から、失礼であるが著者や分野を問わず、本を手に取り、2~3ページを開き、ただ「装丁 岩本真理子」と書かれた本を山住にし、当然持っている本は抜き、そして購入。検索していて気付いたのだが、マイナビ囲碁文庫シリーズの装丁者はどうも二人しかいないようだ。MESSA氏と岩本真理子氏 の2氏。(*おっと、書いていて部屋の本を見渡したところ同じ本があるではないか!「ヨセの強化トレーニング 逆転力が身につく165題」あぁ絶対数が少ない囲碁の本でもやってしまったか!同じ本を買うという大失敗を。誰かに上げよう。)で、折角買ってみたので今まで持っている本を合わせて写真に収めてみた。

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いや~これをすべて身につければ初段なんぞあっという間でしょう。極みの詰碁はちょっと心配。至高の詰碁がどうも何度も改訂や文庫本に再編された際に問題が少し追加されたものだからだ。「極みの詰碁」が「至高の詰碁」と内容が全く異なることを祈る。ただ、オビに「至高の詰碁」と合わせて読めば、県大表も夢ではない。とある。もしすべてが異なるなら有段向けの詰碁が433題のトレーニングができるわけだ。ありがたい。とりあえず今の私ではパッと見で答えがわかってしまう趙治勲の「ひと目の2択」シリーズをサクッと終わらせてしまいましょう。とりあえず、この「岩本 真理子」の装丁シリーズは後で棋書のカテゴリーで詳しく書くので今日はここまでにしようと思う。
 
ただ、ただちょっと書いていて気付いたのだが、日本棋院の手提げ袋が意外に結構イケている。どっちが裏か表かわからないがマル印と日本棋院の文字が裏表反転ってだけなんですけど。ちょっと違うと印象が全然違う。
 
 
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  3.4戦を終えてお酒コーナーへ。

高尾紳路9段が...。でも何故かあまり棋士に興味を示せず。(失礼!)それよりも最近酔いがひどいのでお酒の強さの判定テストをやってみた。お酒に強いのかそれとも弱いかのみわかる。詳しく聞いてみると、本当に強弱のみで他はわからない。例えばビール何本は大丈夫だとか何かの基準や数値がでるのかと思った。7分でわかるとのこと。その間ヒマなため隣の席でストレステストがあったのでやってみた。結果...ストレス度90 % まぁ六連勤でしたから。昨日あまり寝てませんでしたから!そしてまた隣に移り精神年齢テスト。おやおや、50歳とな。まだ三十にならんのにやけに高く出たな。しかし歳上から精神年齢が高いと言われる事はよくあるのであまり気にしない。ってか若い子からおじいちゃんみたいと言われるくらいだから別に...いや、やっぱり気になる。気にするべ。お酒の判定は反応なし。弱くはないとのこと。
 
とりあえず記念に宝酒造のポスターを撮ってきた。

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第6回宝酒造杯東京大会①の二 “試飲景品”

私は試飲コーナーでお酒を飲めなかった。いや、飲まなかった。以前アミーゴで酒が残って3連敗を喫した経験あるからだ。

お酒を飲むと普段読めるダメづまりが正確にわかるのに凡ミスをしてしまう。ミスがミスを呼び全滅。いや、そんなことはさせないが。

3連敗の原因のすべてが酔いのせいではないがあの状態で碁を打ちたくないと思った。勝ちたかった。だから怖気づいた。飲めなかった。

話は変わるが飲食店にこれから行くか行かないかこの一か月でその基準がかわった。以前はおいしいところが飲食店の基準のすべてだった。しかし今は変わった。その空間を好きになれるかどうかといえばいいか。

ただし水を飲んだ時の評価は店の評価として絶対はずせない。水というのは非常に大切で紅茶や珈琲に限らず料理でも大切なのだ。味のベース中のベースであるからね。そして水でお店の衛生面がわかる。飲食店で衛生面がしっかりすべきであるのは言わずもがなだが、しかし大抵のお店は甘い。水がそれを物語っている。


1.うまいかまずいか。

水のうまさは紅茶や珈琲では茶葉や豆の品質と同等に重要で味のベースだ。うまいお酒は必ず清い水を使う。だからこれは飲み物に関しては当たり前。まず初めに出された水がマズイ紅茶専門店や珈琲専門店など論外だと思っていい。そんなお店の飲み物がおいしいわけがない。しかし、料理がメインのお店となると何故かこの水がないがしろにされる。料理の味のベースには当然水が使われるのだ。水道水でいい。別に天然水を使えってわけじゃない。別にアルカリイオン水にしろと言っているわけでもない。我が千葉市やほかの都市ではすでに安全な水の供給がなされていて基本的に味に問題はない。食べた後のムカムカ感のせいでせっかく料理はおいしいのに残念な気持ちにさせられるのだ。いや、もう残念というかとにかく速攻で最寄のスタバで口直しに行く。そしてお店にさようならというだろう。

2.臭い。

匂いではない。臭いである。きちんと洗剤が拭き取られていれば臭いはしない。清潔な布巾や洗浄機でグラスを洗えば通常におわない。つまり臭いがあることでその時点で不衛生かどうかがわかる。この時点で理由がなければ二度と行かない店決定である。

3.舌触り。

たとえばドロっと感じたら悪夢である。もう終わっている。料理を食べないで速攻店を出たほうがいい。 一般的な不衛生を通り越している。身の危険を感じるべきだ。 以後その店には絶対に近寄ってはならない。

 

 

ということで水で衛生面が大体わかってしまう。しかし味まではさすがにわからん。食後のムカムカは想像できてもね。

そこで私の新しい店に入る時の基準といえばやっぱり内装。あぁ、混んでる店はご法度。入りたくない、ってか入らない。混んでるところは何かを犠牲にしてることがある。味であり、衛生面であり、お客さんであり。そもそもガヤガヤしたところが好きでない。

たまにお店の内装を見た瞬間店を出ることがある。なんというか、落ち着かない。入った時に店内の印象をざっくり、そして机や椅子の配置、風通しなんかをとりあえず感じる。そして食っていいかどうか決める。

拘りがあるかどうか。経営の効率化なのだろうが最近店全体的にチープな店が多くなった気がする。昔ながらのお店、地元に愛されているお店は大抵これに該当しない。

料理を彩る陶器達。アンティークカップで飲んだ紅茶や珈琲は格別。それと拘りの内装の雰囲気が一緒になってなんとも言えない空間で過ごせるひと時。

でもね、やっぱり愛だね。朝オープン前にお店の掃除を店員が気持ちよくやっているかどうか。それがあるお店は違う。その場にいて気持ちいい。お店への愛に満ちている。その空間はその空気は和ませてくれ落ち着かせてくれる。感じさせてくれる。だからそのお店につい足繁く通ってしまうのだ。だから好きなのである。

 


あぁ、大分話が逸れてしまった。お酒についてだった。この宝酒造杯という大会はふつうの大会とは一味違うみたいだ。場を愉しむという意味ではこの大会に限っては失敗したと思う。試飲してお酒と碁を愉しむべきだったのかなと。そのうえで勝。そしたらカッコイイね。まぁ私程度の酒の強さでは無理でしょう。私の知る女性はみな私より酒が強い。弱いってわけではないが私がつぶれることが多い。そういう人に会ってしまうのも私の運命ということでしょう。

試飲の代わりに多くの景品をもらってきた。

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左から~

  1. TAKARA焼酎ハイボール・ドライ・辛口チューハイ350ml×2本
  2. 松竹梅「白壁蔵」生酛純米・清酒640m
  3. 松竹梅「白壁蔵」生酛純米・清酒1.8ℓ

 

宝酒造!太っ腹だぞ。これにさらにお弁当とお茶が。お茶といえば初めて飲んだ明日葉茶。
調べたらどうも健康に良いとのこと。くせになる独特の味である。

ちょっとここで無粋なのですが金勘定。お酒だけで参加費の元が取れいる!?というかオーバーです。なかなか嬉しいですね。

  1. 昼食:お弁当+お茶で約500円
  2. 参加費:白壁蔵・清酒640mlで 1,180円
    *合計①+②=約1.700円
  3. 詰碁クイズ:TAKARA焼酎ハイボールで141円(税抜き)x2本=282円
  4. 4勝賞: 白壁蔵・清酒1.8ℓで 2,864円

いや~お酒だけで4,340円。実に素晴らしい。

居酒屋では地酒を飲むのだが、実は宝酒造のお酒は私の記憶に殆どない。そういえばこんなCMあったな~という程度。

 

気になるのが 生酛純米ってなに!?。何々...

〈伝統の“ 生酛 (きもと)造り”〉 “ 生酛造り”とは、酵母や乳酸菌などの微生物の働きを巧みに利用してつくる、清酒の伝統的な仕込方法です。それは、日本人が試行錯誤を重ね、長い年月をかけてつくりあげた醸造技術です。時間と労力がかかりますが、芯のしっかりした、奥行きのある、懐深い味わいを生み出しました。  白壁蔵〈生酛純米〉は、米の旨みをしっかり引き出した、まろやかでやわらかい味わいの純米酒です。

なにやら拘りのあるお酒ということらしい。日本酒はよく飲むので実に楽しみだ。 問題は私は毎日お酒を飲む程の酒飲みではない。なのでこのお酒をどうするかということだが...ん~連休が2週間後にあるのでそれまではとって置くしかないか。

 

つづく...

第6回宝酒造杯東京大会①の一 “一目の差”

しとしと降る雨。祝福の雨となるか⁉

 

結果は...

 
1局目:中押勝  15級男性  人の良さそうな感じ。
2局目:中押勝  15級女性  強かった。 
3局目:1目負け 15級女性  筋力が一番あった。
4局目:中押勝  10級5子局男性  強かった。碁を覚えて10ケ月。
5局目:中押勝  10級5子局女性  棋院5級
 
 
結果は最悪だ。技術は相手よりも十分あった。相手が打った中央はすべてが荒野と化した。ある一局の碁を除いて。53目対54目。その一目の差は余りにも重すぎた。負けた。
 
これは負け惜しみではない。痛烈なる戒めである。私は負けたのだ。全勝する機会があったのにもかかわらず一目の差で次の大会が出来たかもしれないのに出れなかった。私情を殺さなければならず鬼にならなければならなかった。またもやチャンスを逃した。
 
ビジネスであれば取り返しがつかないミスだ。あってはならない。自分の未熟さを悔いることになる。まだ趣味だから許せるが。
 
敗因は相手に心を許したがために負けた。気の緩み。俺は甘かった。昼食時に話したおばあちゃん。全部取りにいかないでね、と対局が始まる前に言われた。序盤で相手に楽をさせる手を打ち続けた。自分の石が危なくなると途端に相手は鬼のように俺の石を取りにきた。そしてどんどん手筋を駆使し危うく殺されかけた。甘かった。勝負事では鬼にならなければならないと学んだ瞬間だ。
 
心のスキが勝ちを逃した。其の碁はまさに私の碁ではない。戦いのない碁のはずが次第に追い込まれ、そして負けた。相手の思惑に気づかず、気づいた時には遅かった。もう気が気じゃない。私は既に盤上で戦う前から心理戦で負けていたのだ。
 
その後は1時間程休憩時間があったが、その時間は人間不信になっていた。単なる人生経験の浅さともいえるが。
 
後の二局は不愛想に碁を打ち自分の碁を押し切り中押し勝で連勝。
 
最後のおばあちゃんのお蔭で一時的な人間不信は払しょくされた。まぁまた懲りずに隙が出てしまうものだ。だから人生で失敗し続けるのか。
 
そのおばあちゃんは日本棋院で5級とのこと。私が強いと誉めてくれた。5級くらいはあるんじゃない?と仰る。あまり誉められるのは好きでないし、というか苦手だ。そこでエキシビジョンとして「互先でやってみませんか?」と言ったところ快諾頂いた。白を持つ。私は小ゲイマじまり。相手は3隅星。この方はなかなか大石を殺させてくれない。しかし小さく生かして勝った。私の思惑の半分しか達成しなかったが、まぁまぁの出来と言える。
 
 
 
 
色々な意味で 有意義だったので箇条書きにする。
 
一、一目差の重みを味わった事。
二、碁では相手の石を殺す前に己の心を殺し碁に徹する事。
三、はじめての大会を経験できた事。
四、実戦経験が出来た事。しかも5戦!
五、棋力は五級はありそうだと言う事。 
 
 
 
 (※追記:書いていて思い出したのだが、あの負けた碁コミを数えてなかった。なので本当は私の勝でした。最悪です。確かに初め相手は数えて俺の勝だといった。しかし俺はコミなしで俺は負けたと言った。それで終わった。後の祭りとはこのことか。情けない。)
六、コミを覚えた! 
 
 
 
その二に続く...。

 

 

破壊力

チェスでは王を守るポーンの壁がある。その陣形を崩し王の首を狩ることがなによりも快感だ。ウィンドウズに付属のチェスタイタンのレベル10と暇つぶしに戦うのだが、黒番で10手~20手でシナリオ通りに流血沙汰も辞さず王の城を破壊し丸裸のところを襲い息の根を止める。実に爽快だ。リスクを取っているときの気分は格別最高だ。そしてシナリオ通りというのがいい。偶然ではなくそれは必然だと。

 

チェスにはいろいろな棋風がある。中には気づかないうちにスッと殺されていたと思わせるような芸術的な戦い方。ポルガーのようにキレのある駒組み。どちらも私好みではある。だがやはり血まみれのタリやカスパロフのような破壊力が理想だ。

 

リスクを取り目的を達成させる。これは世の原理と同じ。何かを得たければまず自らが何かを捨てなければならない。餌を与え獲物を狩る。得てから分け与えるのでは順序が逆なのだ。分け与えつつ得る。しかも圧倒的に。

 

碁ではまさにこの比較の中の分け与えた分よりもより多くを得る手が大きな手ということなのだろう。小さな果実などくれてやる。そのかわり大きな実りを貰うがな。っと。

 

だが私は欲張りだ。最後には圧倒的に勝ちたい。破壊した広大な荒野をわが物としたいのだ。やっと碁の面白さがわかってきた。それはもう中盤~終盤にかけてでないと味わえない楽しみである。流血沙汰から勝利をもぎ取る破壊。この破壊力をもっと欲しい。

 

永代塾 社会人交流会 皐月一日赤口

5月1日(水)の永代塾。9路盤を教わる成人女性発見!新顔多し。今日は20名弱といつもの倍の人数で大変盛況でした。

 

いずみ囲碁ジャパンについて草々嬉しかったことがある。それは9路盤を教わっている大人の方がいたからだ。どうかこのまま碁が嫌いにならずに続けてほしいと思う。私はもっと多くの日本人が碁をもっと知り好きになって欲しいと思っているからこういった光景みるとワクワクする。

 

碁は楽しい。そして奥深い。けれども碁は派手さやわかりさすさ欠ける。他のどのゲームよりもルールがわかりずらい。それを習得するハードルも高い。遊ぶにしても同年代の相手がなかなか見つからない。碁会所に行こうとしても初段前後の力がないとまともに相手にしてくれない。しかも碁会所は高齢の方ばかり。環境がいいとはとても思えない。だからそんな中で碁会所に来て教わるのであるから末永く碁と付き合ってもらいたいのだ。

 

講義はというと今日はヨセ。永代さん曰くヨセは算数ができればよく、勉強すればするだけ強くなるとのこと。そして作戦が立てやすくなるとのこと。いいことばかりですね。しかしヨセで使う算数は足し算と引き算だけではなく掛け算や割り算も使うのだとのこと。ヨセには単位があり先手・後手・逆ヨセ・半コウがある。よく「この手何目?」という表現があるがこれは正しくないとのこと。単位をつけて何目か答えるのが正しく、逆ヨセ1目などと答える。因みに逆ヨセは後手に直すと2倍になるため後手2目なのだそうだ。ここで掛け算が出てくるわけだ。私は少しはヨセの勉強をしたつもりだが、単位をつけてとか逆ヨセの価値は知らなかった。今日はテーマ図は簡単だったけれども大切なことを教わりました。後で絶版の山海堂出版の有段者の常識集を開いてみたらしっかり載ってました。それでもやっぱり本より人から教わるのが一番ですね。

 

教わるといえば、学校で「相手の嫌なことはしてはいけない」って教わるね。いじめはしてはいけないって言うよね。でも碁は真逆を行かなきゃならない。自分が有利になるとこって大概そこが急所で相手がイヤなところ。「いじめ」ないと自分の身の危険があるからサバイバルを生き抜くにはどうしても当然必要。もし何かを手に入れたければ相手が嫌がることでも実行に移す。さもなければ実りは小さい。碁はきれいごとじゃやってられないのだ。  

 

今日の指導碁は小田さん。 

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引っかかること一つ。小田さん曰く「五子でいいの?」4子でいいのならそれは強くなったということだ。これは嬉しい。しかし隣で有段者の方が4子で置いているではないか!大変恐縮である。そこで6子でいいか尋ねた。私のコミュニケーション能力の低さ故だが、結局真意わからずで5子で始めることにした。

 

内容は好き嫌いでいえば嫌いじゃないが好きでもない。モヤモヤしている。今日は石の数を気にししつつ打った。で、上辺にでかい地ができて万々歳なのだがなんかスッキリしない。取った石もないし取られた石もない。戦っていない。切ってもいいとこでノゾキをしているところもある。モヤモヤしてスッキリしないのはいい気分ではないね。

永代塾 社会人交流会 卯月十七日仏滅

今日の碁は素晴らしく自分らしくそして最悪の碁だったと言えるでしょう!中途半端でどっちつかず、更に攻めるチャンスがありながら幾度も逃しており最後は大切な大切なモノを失う。まるで私の人生のハイライトを再現しているかと感じました。碁とは摩訶不思議なのであります。自分らしくいたらいいのか?いや、それでいい訳ない。チャンスを逃すようではダメなのだ。マイペースではいけないのだ。変わらなければまたチャンスを逃し何も得ない日々を繰り返してしまう。そのきっかけを碁からヒントを得たいと思う。

 

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っていうのが、帰宅時に電車で下書きした内容なのだが!まぁはちゃめちゃな文章はいいとして、棋譜をソフトに入れ直していくうちに思ったのだが碁の内容自体はそう悪くはないように思う。チャンスがどうのこうのと考えてたようだが、まだだ手はある内容だった。懐に入れ白の連絡を絶ち大石を取る、大ヨセを死活がらみ地を稼ぐ等々。まぁ相手は自分よりも遥か遠くのと~くの上手。ヨセでかなり詰められ、うまく数目負けたに違いない。

 

ところで、今日は先週ぶりに碁盤と対面。定石は記憶から抜け落ちていた。どう打とうかっていこうか思い浮かばなかった。それでもってなにかモヤモヤとしたはっきりしない序盤であった。その後課題が見つかり、一応対処していく。 

 

 うん、確かに今日はなにかハッキリしないけど筋力が上がったように感じる。もし同様の局面で同じレベルの碁しか打てないのではつまり、成長してない証拠。基本的にアマの碁で強くならないっていうのは確実にトレーニング不足なだけ。スランプに陥ったりなかなか伸びない時期ってあるだろうけど、それはきっと飛躍するときの前段階なんじゃないかなって思う。そういえば「定石覚えて二目弱くなり」なんて格言があるけど、これって定石を覚えたてゆえに定石の目的、相性、アフターケアの仕方等々理解や知識不足であるから起こるんじゃないのかなって常々思うわけだ。気にしなくていい気がする。どうせ力がないうちは定石を打ったところで後々の展開でつぶれるのが落ちなんだから。ということで日々努力しなければ強くならないと自分に戒めトレーニングに励んでいるわけだ。

 

しかし日々のトレーニングで頑張ったとか努力したとか問題じゃない。それじゃ永代塾に行く必要なんてない。どういった姿勢で打つか。打つ前にテーマを決める。それが今日欠けていたことが問題だ。結果内容は悪くなかった。それはたまたまそういった結果になっただけだ。序盤に至っては中途半端な手しか思い浮かばず、まぁ打つ前に多少は考えたが。そして成り行きに任せたあとの碁を打ったらたまたま悪くなかっただけ。こんなんじゃだめだ。うまくいくいかないにかかわらず構想を練ったうえで戦わなければ。そういったクせづけができれなければならないと思う。今日はその点でいえば失格だ。

 

そんな今日の碁はといえば

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今日の白は永代先生です。この後の展開がどうなるのかこれからが楽しみになるところ。1時間30分のなかで打ち終わるのはまだまだできないのでその楽しみを味わうことができなくで残念。力のなさをただただ思う。それにしても置き碁って必ず星定石を使わなければならないから本当にツマラナイ。イヤ。やっぱり私自身の打てるバリエーションの少なさがいけないのかな?そうすればもっと面白くなるのかな?

 

そう、今日の永代塾はいつもの序盤の棋譜解説ではなくツギをテーマにした局面の問題6題を題材に選んでいました。永代先生曰く、ツギ方で棋力がわかるとのこと。6題中4問は結果正解だったけど、解説を聞くと深すぎてそこまでは読んでなかった!という訳で正解の過程がいけませんね。自分の正答率はどうでもいいが、永代先生や小田先生がある局面でどういった考えで打っているのかを聞くには非常に参考になりました。