永代塾 社会人交流会 H26.07.02

碁はやっぱり素晴らしい。反射神経でなんとかなってしまうような仕事ばかりしてるとアタマを使わなくなってしまうわけで、凝り固まったバカ頭を未知の状況に対応していく為にフルに使うことで終わった頃にはスッキリできる。とはいえ碁の経験値が増えれば増えるほど未知の領域が減ってくるわけだけど。無いアタマで考えるのはムダというものだけど、僕にとって碁とは考える行為自体が喜びで遊びなのだと。まぁ碁は弱いままなんだけど… それでも碁をやった後のスッキリ感はやっぱり気持ちがいい。無いアタマでも考えて考えていつもと違うことをしてみて、いつもは見えなかった相手の弱点が判ったことはちょっと感動。


本日の指導碁は永代さんと。5子局はいつもと変わらず。ただなんとなく今日は序盤の趣向を変えてみた。指導碁の前に講義で三々定石ついて少し学んだ為に使いたくなった。星に小ゲイマ掛り、一間受け、三々からの外勢か実利の選択。たった二つの定石でもちょっと状況が違えば活かされる定石と働かない定石に変わるのでちょっと感動した。さて、指導碁を始めて星・小ゲイマ。いつもの事なのだが、分かっていても黒番初手にかな〜り時間をかける。その時の気分でどうしたいか考えている。今日は比較的早かった気がする。習ったら試してみたいじゃない?ってことで、一間受。飼い主から餌を貰えるのを待つ犬の様にヨダレを垂らすが如く三々入りを待っていたのだが…ヒラキ…意気消沈である。バカだから何も考えずに今度は反対側星に一間締まり。ヒラキの後は三々入ってくれないかな〜と考えてたのだが…あぁ。ハサミ…どうしよう、対処の仕方が分からない。後は成り行きに任せるしかない。終わってみれば上出来だった。まぁ途中で永代さんからアドバイス貰ってるから当たり前ですけど。それでも今迄よりかは石を働かせられたと思うし、相手の弱い一団が見えるようになった発見はかなりデカイ収穫だ。今迄なら白の強い一団からズルズルと伸びて伸びていつの間にか他の一団と繋がっているというダメダメな碁だったのに今日は遮った。というか、そうなりそうな所で利き筋が幾つか見えたからそうなる前に対処できた感じかな。永代さん曰く、今も変わらないと思うが、前は切ってばっかりだったらしい。切りたがり。実生活と何ら変わってないか…