永代塾 社会人交流会 H26.02.13 先勝

碁を分かってないねぇ。急所、大場、価値。どれをとってみても分かってないね。だけど前よりかは見えたかな?急所くらいは!それでも思うのが相手の隙が見えていない。自分の弱点ばかりがよく見える。全くなってない。碁っぽくなかなかならない。やっとキッカケが掴めたかなと思ったのに。すぐ気移りするものだから継続し続ける事がどうしてもできない。いつまでたっても変わらない怠け者の碁か。

読書百遍ではないが棋譜並べ100回意自ずと見る。何回か並べると暗譜でき、空で並べていくうちに暗譜から解き放たれる。暗譜してる間は忘れが早い。忘れるから考え出して形を捻り出す。並べ終えて譜を見返してみる。抜けてることがある。覚えが悪い箇所がある。自分なりに手を考えてみる。もう一度並べて見る。次第に忘れにくくなる。より深く深く。少しでも自分なりの発見があると感動する。その数だけ血肉になる。全く異質であろうが、きっとあの手は永代さんにとって本当に感動した手なんだろう。あの手とは第38回期棋聖戦七番勝負第三局の白26手である。毎日同じ碁を並べる。1ヶ月位続けると実に100回は並べている。

よく飽きなかったものだと思う。と思いきや碁から読書へ走った。ここ2週間碁を忘れた。十二国記が無性に読みたくなり何冊か読み終える。古代中国に興味を持つ。山月記を読む。論語、孫子、陶淵明と少し齧る。そして今日宮城谷昌光の楽毅4巻全て読破。自己満足に浸り古典の熱も冷めそうだ。熱が入ったり冷めたり全く自制心がない。ダイエットのリバウンドじゃあるまいし、碁の熱の入り様は行ったり来たり。その度に学び直さなければならない苦労を考えると非常に非効率だ。一局を考えても碁は執着を捨て自制の心が要ると思う。胆力もなければ自制心もない。全く自分とはこんなものかとつくづく思う。