囲碁ってわかりずらい!其の一

碁ってホントわかりずらい!


一言で言えば陣取ゲーム。なんてことは無い、石を交互に置いてゆき、石を繋げて境界線を作り、石を囲うと相手石が取れ、最終的に地が多い方が勝ち。

…のはずなんですけどね。何なんですかね、この碁と言うゲームは!


今日はその謎の一つが閃いたんで考えてみました。まずはルール。これが分かるというか体で分かったのは死活を覚えて整地を何度かやってからなんです。あと形勢判断。そしてもう一つは「利き」なんです。ヨミと直結していて、どうもこれが大きく関係していてるのだと思ったのです。


碁の分かり辛さを語る上で欠かせないのがルール。チェス、将棋なら相手の王を取れば勝ち。駒の動きを覚えるのがちょっと大変なくらい。オセロは挟まったらひっくり返して、升を埋めて色の数が多い方が勝ち。五目並べは先に5個石を縦横斜め何れか先に並べたら勝ち。どうやったら勝てるかを考えてなければ覚えるのに時間はかからない。碁?これがこれが、石を繋げて境界線を引き升目が多い方が勝ち。相手の石を囲うと相手石が取れる。問題は相手の石を囲って取れる条件。死活だ。死活は形が分からないとちんぷんかんぷん。目?かけ目?コウ?セキ?形を覚えるのに時間がかかる。これでは直ぐに遊べない。死活のおかけで碁は深みがあり面白いのだけど…


娯楽性で言えば手数の長さって重要だ。短ければ手軽で直ぐに勝敗がつく。手数の長さなら

オセロ < チェス < 将棋 <囲碁

チェスなら40〜100手。将棋はその倍くらい。囲碁は150〜300手。なに、300って。整地するなら普通にかかる手数だ。気軽さを逸してる!勝敗が直ぐつくと気軽に楽しく遊べる、となると全然ダメだ。9路盤にすれば…いやいや短ければいいってもんじゃない。碁の本当の楽しさは19路盤でなきゃダメだ。他のゲームにはない奥深さよ。あぁ。なんて地味なゲームなんだ。


因み投了する決定打!これってつまりは形勢判断なわけだけど…チェスならクイーンが取られたり、終盤ならポーンのクイーン成り。将棋はあまりわかりませんが、同じ棋力で飛車・角落ちなんて絶望的ですよね。手駒の相対比較が優勢か劣勢か投了するかどうかの判断に活かされる。チェスの手駒は確かポーンが1、ナイト・ビショップが3、ルークが5、クイーンが9。当然キングは∞。キングが取られればゲームオーバーなんで。勿論これだけが判断基準じゃないですよ。陣形だったりそれぞれの駒の働き具合だったり。でもプロならクイーンが取られたらほぼ即投了もの。囲碁は?碁に勝って勝負に負けるなんてこと言いますよね。大石取られたからって負けるわけじゃない。投了の判断基準は?プロならね、地を正確に計算できましょうがアマチュアで地の計算?死活と一緒で皆苦手でしょうに。…と、よく聞きますね…  棋力の差?下手にそんなことがわかりましょうか。分かったとしたらそれは圧倒的な差でしょうに。気づくのにどの位時間が経って分かることやら。ヨセて朧げに。結局整地までするのである。最後まで分からないスリル感。それが碁の奥深さよ。楽しいではないか!と、まぁフォローしてみる。


続きは其の二へ。